仕事は納めるものじゃないよね~

12/24

世間的にはクリスマスイブだった。我が家はクリスマスという制度を導入していなかったため、世間とは少しずれていた。我が家はクリスマスという制度を導入していなかったので当たり前にサンタクロースがきて欲しい物品を置いていくという都合のよい制度もなかった。

私はキリスト系の保育園に通っていたのでサンタクロースという存在とクリスマスという事は知っていたのだけど各家庭にその都合のよい制度を導入しているという事を小学校の低学年で知るのであった。

たっちちゃんのところはサンタさんきたん?何くれたん?と幼き日に同学年の女子に聞かれた事があった。うちはそういう制度が導入されてなかったのでくるわけもなく、この時期は本当に地獄であったし、同学年の子の事を激しく馬鹿にする時期でもあった。

数年後、物心つきまくった私は母になぜ「クリスマスという制度を導入しなかったのか」と尋ねてみたことがあった。母は即答した。クリスマスが嫌い、クリスマスは貧乏な幼少期を思い出すから嫌いだと言っていた。

母の話もすごくわかるのだけど、クリスマスという制度を導入すればもっと私も素直な可愛い少女になって大人に成長できたんじゃないのかとクリスマスが来るたびに思う。

派遣ではいった会社で社員の2コ上の優しい女性社員の人は幼少期に、サンタクロースがいる説があって、サンタクロースに電話した話をしてくれた事があった。

性格を形成するにあたってサンタクロースがいるかいないか、信じさせるかという事は重要な問題になってくるんじゃないかと思いながら一日仕事をしていた。

年末感が一つもなかった。明日が仕事おさめだった。やる気が一ミリもなかった。私は彼氏もいなかった。どれもこれも年末のせいだよね~と年末のせいにしていた。

従妹の誕生日がクリスマスイブかクリスマスかいまだに覚えられない。(従妹23歳)

私はきりっとした顔の人にあこがれる事が多々ある。自分の顔がきりっとしていない事が原因だと思う。いつも眠たそうだねと言われるのだった。

社長が取引先の人に阪神のカレンダーを頼んでくれたと言っていた。あ、これでまた辞めるタイミングを逃してしまったなあと思った。私は単純だ。

12/25

仕事おさめだった。仕事おさめの日にめっちゃ仕事やるとかスマートじゃないと思うタイプの人間なので極力仕事をしない方向を探していた。口癖が「あ、来年、来年」だった。これ、社長に気に入られてなかったらすごく怒られるような気がした。

営業マンと請求の関係でもめる。つーかそれ私に言います?というノリである。もうつらすぎたので昼休みになったらすぐ自分の殻に閉じこもり音楽を聴いた。

仕事納めのそばを食べて、仕事なんてしてられないよね~と思った。事務所が入っているビルは系列会社が3社はいっているのだけど、夕方からその3社で仕事納めの飲み会があるのでなるべく早くそこに行きつくように考えていた。率先して、その会の設営とかをしにいっていた。ビールの缶を開ける事にしか興味がなかった。早く開けたかった。

しかし、世の中、そんなに甘くなかった。営業マンからの連絡が入り事務所に戻って取引先に確認。呼びにきた年下の営業マンに、たらたらと文句を言いまくった。たっちさん呼んでって言われても僕たっちさん嫌いやから呼べませんとか言えやと無茶な事を言ったら年下の営業マンは、僕がそう言っても他の人がたっちさんを呼ぶだけですよと冷静に返答していて、私はとっても恥ずかしくなりました。

事務所に帰って、取引先に確認。取引先には納期が確定してへんから納期がわかったら連絡してくれよ!と言っていたのだけど、連絡がなくそのまま最短納期で手配されていたようだった。まじか、と思った。頭を抱えた。

私、この会社の入社試験落ちた事あるけどこいつ全然つかえへんやん、あたしの方が使えるやんと心の中で嘲笑ってしまった。人間として反省したい点ですね。反省しやんけど。

連絡と確認を経てどうにかなったので仕事納めの会に22歳女子と戻った。22歳女子はこのまま帰りたいという雰囲気だった。そうだよね~そうだよね~私も今から大阪帰りたいわと思った。

仕事納めの会に戻って、話す人がだれもいなかったので違う会社の人に話しかけた。同じ会社の人とは絡む事なくその会社の人とばっかり話していたらめちゃくちゃ馴染んでしまった。これ酒の仕業なのかもしれないですね。